概要
匠Lab(Takumi Lab)は、企業が保有する特許技術や独自ノウハウを、Minecraft上のオリジナルワールドとして再構築する探究型コンテンツです。
単なる企業紹介や職業体験ではありません。
「技術がある世界」と「技術がない世界」を比較できる設計により、
- なぜその技術が必要だったのか
- どんな課題を解決しているのか
- 社会にどんな価値を生んでいるのか
を、子どもたちが自ら考え、試し、改善しながら体感できるように設計されています。
同時にこの制作プロセスは、企業内部に眠る熟練者の暗黙知を形式知化するプロジェクトでもあり、社内教育・安全研修・技術伝承にも活用可能な“教育資産”を生み出します。

特徴① 「技術がある世界/ない世界」を比較体験
同じ環境でも、技術の有無によって
- 安全性
- 品質
- 効率
- 環境負荷
がどう変わるのかを直感的に理解できます。
プレイヤーは課題に直面し、仮説を立て、実験し、改善しながら、 “技術の成立プロセス”そのものを追体験します。
特徴② 熟練者の判断をゲーム体験へ変換
制作過程では、企業の技術者へのヒアリングを実施し、
- 判断の分岐点
- 失敗事例
- 観察すべきポイント
- 回避すべきリスク
を抽出します。
それらをクエストや分岐シナリオとして設計し、プレイヤーが実際に「判断」する体験へと変換します。
これにより、「すごい技術」で終わらせず、「なぜその判断をするのか」まで理解できる構造を実現します
特徴③ 思考を深めるAIエージェント
ワールド内のNPC(AIエージェント)は単なるガイドではありません。
- 問いを投げかける
- 思考を整理させる
- 振り返りを促す
- “思考の伴走者”として設計されています。
これにより、体験が一過性のイベントで終わらず、探究プロセスとして定着します。
特徴④ 社外ブランディング × 社内ナレッジ資産化
匠Labは外向き施策であると同時に、内向きの経営資産化プロジェクトです。
社外向け効果
- 見学前の予習教材として活用
- イベント体験の拡張
- 次世代へのブランド理解促進
- 採用母集団の質向上
社内向け効果
- 熟練者の暗黙知の形式知化
- 安全・品質教育への転用
- 技術判断基準の整理
- 教育の再現性向上
制作そのものが、知識を組織に残すプロセスになります。

運営・展開方法
- 常設サーバーによる24時間アクセス
- 企業主催イベントとの連動
- PPP施設・商業施設での展開
- 学校との連携
- オンラインとリアル見学の接続設計
PoC(概念実証)から開始し、検証結果をもとに本導入・拡張設計が可能です。
教育的意義と今後の展望
現在の教育は、知識暗記中心から「問いを立てる力」「協働」「情報活用」へと重心が移っています。
匠Labは、企業の技術資産を活用しながら
- クリティカル思考
- デザイン思考
- システム思考
- プロジェクト思考
を育む探究型コンテンツとして設計されています。
子どもたちは未来の顧客であり、未来の働き手です。
企業の技術を“知る”だけでなく、“考え、理解し、語れる”状態を生み出すこと。
匠Labは、教育と経営課題を接続する新しい共創モデルです。
制作メンバー一覧

岡田 秀耀
東京科学大学理学部
コメント
建築担当。大阪城や市街地の主要な建物を担当しました。

八木 雷斗
東京大学工学部
コメント
大阪府庁や大阪城内、市街地の建物を担当しました。

杉山 麟太郎
國學院大學経営学部
コメント
地形を整えたり、細かい建物を担当しました。

福井 豊加
関西大学総合情報学部
コメント
洪水の挙動など、主にアドオン関係を担当しました。
教材の導入に関しては、お気軽にお問合せください。